施策・活動の提案

第1回
自動車販売業(新車ディーラー)(5/6)


提案2 福祉施設一体型店舗


●イベント開催・運営の経験を活用
●空間規模を活かして、“買い物弱者”向けに食品販売イベントを定番化
●社会貢献を意識して高齢者福祉関連施設と複合


新車ディーラーは集客策、顧客のCS向上策として、定期的に店舗イベントを実施しています。新車は毎月のようには登場しませんから、その間、スタッフが知恵を出し合って、集客と来店満足を並立させるイベントを企画して運営します。ファミリーをターゲットにすることが多く、子供を意識したミニ文化祭的な内容に偏ってしまうようです。

ここで注目したいのは、新車ディーラーにはそれだけのイベント実施力が備わっていることです。お客さまの来店、出入りが日常的に少ない業態(月間来場者数は平均352人、自販連)で、週末とはいえ営業スタッフが目標とした数を確実に呼び込んで、それなりのにぎわい空間に演出できる能力を持っているのです。週末イベントで、焼きそば専門に炒めていたことから、以後「焼きそば店長」と呼ばれるようになった例など、話題には事欠かないでしょう。

現在、小売店が撤退して公共交通も便を減らした団地等で、日頃の買い物に困っているクルマを持たない生活者を対象に、青空市場のような食品販売イベントが見られます。
新車販売店の、余裕のある空間を使って、こうしたイベントを定期実施したらどうでしょうか。それには、120%縁のなかった販売店に対して、足を向ける、活動の趣旨に賛同してもらう、リピートする気になってもらわなければなりません。

akechi.jpg老人福祉施設が明智鉄道・東野駅が一体となっているそこで、新車販売店を老人福祉施設(デイサービスセンター、養護老ホーム等)と複合、一体化させます。率直に言って高齢者・弱者を大事するお店としてのイメージ戦略もありますが、高齢者介護に直面している生活者の認知、口コミを通じて、販売店の社会評価を高めつつ、実際のイベント時には家族全員に参加してもらう。施設運営主体との共同開催も期待できます。その上で中高年ベテランスタッフを中心とするきめ細かい接客応対で、商談発生のフックにしたいのです。

マイカーがなくても参加できるように、送迎サービスを実施します。徒歩で来店可能な生活者のボリュームに期待できそうなら、販売する品物の質で勝負します。クルマ屋の敷地だから青果品は怪しいといった偏見は、コミュニケーションとVMDを間違えなければまず起きません(北総三菱自動車販売「ファーマーズマーケットほくそう」、http://www.f-hokuso.com/)

こうした老人福祉施設と移動を提供する業態の複合事例として、明智鉄道がございます。こちら(http://www.fantastics.co.jp/book_yasashisa_4-1.htm)を参照しみてください。


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